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ポール・モーリア「聞いてないよ〜」

学生時代、軽音サークルの紹介でコンサートのアルバイトをした時の今でも思い出すとクスッとしてしまうピソードがある。

ポール・モーリアの愛知県体育館でのコンサートでのバイトだったのに、どういう訳か一人で駐車場の警備を任された。広い駐車場内でのクルマの誘導とか、そういった難しい仕事ではなくて、スタッフの駐車スペースの前で待機して一般車の通り抜けを断る仕事。クジ運がいいのか悪いのか…。

その頃、毎年の様に来日していたポール・モーリア・オーケストラは、私が持ち場に着いた時間には、すでにサウンド・チェックやリハーサルが始まっていた。大所帯なので、ロック・バンドとは比べ物にならないほど時間が掛かって大変なんだろう。

持ち場の駐車場にクルマがやって来ると「すみませ〜ん、ここから先はスタッフの駐車スペースなので引き返してもらえますか〜」と告げる。そして次の相手が来るまでは、椅子に座ってボーッと時間を潰す、楽だけど暇な仕事。どっちかというと、駐車場に一人でブラブラしているよりは会場の中で音を聞きながらの仕事の方がいいなぁ〜、と開演まで時間を持て余していた。

なんと、今度はバスがやって来た。
「やれやれ、どうしてこんな所にバスが来るんだよ。隣の名古屋城と間違えたんか?」
…で、お決まりの告知「すみませ〜ん、ここから先はスタッフ専用の駐車スペースです引き返して下さ〜い」
中にいたのは外国人の団体のようだ。運転手は日本人のようだが何か困惑した様子。
そうだよ、ここは体育館。お城じゃありません。

ん…?座席の中に見覚えのある顔…
ポール・モーリア御大!

なんと、御本人とその取り巻きの人達のようだ。
「あっ、すみません。失礼しました!どうぞどうぞ…」と通り抜けを許可したのだった。

なんだよ、こんな話聞いてないよ。
というか、開場までそんなに時間はないけど?
御大はリハーサルに参加しないのかな…

by Kay-C

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