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今剛②:名曲「AGATHA(アガサ)」を深掘り

今剛作曲の「AGATHA」はソロ・アルバム『studio CAT』に収録されている。パラシュートのライヴでも必ずと言ってよいほど演奏されていて、定番中の定番曲として存在している。
まず、今剛ソロ・アルバムの参加メンバーは、マイク・ダン(b)、ロバート・ブリル(ds)、林立夫(per)、マーク・ジョーダン(key)、マイケル・ボディッカー(syn)となっている。

イントロからコード・テンションの嵐で、そこにエイドリアン・ブリューばりのタッチでリズミカルで小気味良い今剛のソロ・ギターが始まる。確かに名曲だ。
この曲を演奏するコピバンも多い。
本人のインタビュー記事で読んだが、テンション・コードを全部並べたイントロにしたかったらしく、逆算して流れるようなイントロにしたそうだ。このインパクトがあるイントロで客始まりで歓声が上がるほど。
パラシュートでは、イントロのバッキン・グギターは松原正樹が担当。コーラスの効いたギター音の美しい流れかれでAメロに入る前の8小節のリズミカルな松原正樹のカッティング・ギターがたまらない。そこに今剛のリード・ギターが乗っかる。

そのイントロ部分のコードを紹介しておこう。
<イントロ>
|| Em7(9) | D7(+9) | Am7onD | GM7(13) | F7(13) | A#7(13) | D#7(13) | D7(+9-13) | F#7(+9) | F#7(+9-13) ||

お見事!!拍手!
ここは、試行錯誤しながら決め込んだ感がある。

さて、定番曲だけに多くのテイクが世に残っているが、私の好きなテイクは『松原正樹 / 30th Anniversary Live』で、演奏された「AGATHA」だ。

このライヴでは、ドラム渡嘉敷祐一にベース岡沢章コンビなのだ。妙にどっしりとした安定感が、双頭ギターをより煌びやかに華麗に引き立たせている。さすがプロの演奏。その他のメンバーは、斉藤ノブ(per)、井上鑑(p)、南部昌江(key)、ゲストに佐藤竹善(vo)、そして元メンバーのマイク・ダンも登場して大ヒット・アルバム『6kinds 6sizes』から「OPEN YOUR FREEWAYS」を歌っている。
もう少し深掘りしよう。そのライブ音源の進行譜面を書き起こしたので、参考にして欲しい。
コーダからの4小節はパーカッションSoloという憎い展開。ここから一気にエンディングへ向かって行く。
そして、ライブならではのエンディングはEm79から、激しさを抑えるかのような徐々に分数コードm9thで綺麗に下がって行く。

〈エンディング〉
|| Em9onA | Dm9onG | Cm9onF | Bm9onE ||

名曲らしいキャッチーなメロとコード。そして素晴らしい構成。激しさに美しさ、聴き応えの有るギター・バトル。1曲で盛り沢山の楽しみ方が出来る楽曲だ。

AGATHA スコア

by KURA

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