ギタリストやベーシストで意外と意識が行ってないのがケーブルだ。
このケーブル、高価なものを使うとものすごく音が変わる。せっかく良い楽器、エフェクターを使っていてもケーブルが悪いと全体がそのレベルに落ちてしまうのだ。
リットーミュージック刊『ギタリストとベーシストのためのシールド・ケーブル・パーフェクト・ガイド』があるほど。
ロックからジャズ/フュージョンまで熟すトップ・プロギタリスト梶原順がチェックするのは、Providenceの代表的な6種のケーブル。
Providenceは実は業界一のギター/ベースケーブルに力を注いでいるメーカーだ。Providence製ケーブルを使うプロ・アーティストは多い。
今回ここでは、先に3モデルのチェック動画を紹介しよう。
・S101 model “Studiowizard”
・Z102 model “Livewizard”
・F201 model “Fatman”
■全体解説
■S101 model “Studiowizard”
「シールドのレンジ感を生かすなら、ライン録りのほうが向いている」
■Z102 model “Livewizard”
「音が前に出てくる元気な感じ。ボリュームが一段階上がったような印象」
■F201 model “Fatman”
「重心が少し下にあるような印象。落ち着いたポップスやAORなどに特に合う」
続きは、後編②で紹介…
⏩デジマートマガジン:https://www.digimart.net/magazine/article/2015012901303.html
<ワンポイント・レクチャー>
ステージやレコーディングで使用するケーブルはPA用の3P(3芯XLRケーブル)、スマホのミニプラグ等たくさん存在する。それを区別しやすいようにギター・ケーブルを日本では“シールド”という言い方が流行りに成っている。
本来は電気特性でプラス、マイナス、シールド(アース)が存在するのだ。
ギター・ケーブルはマイナスとシールド(網目状に巻いた細い導線)合わさった2pプラグなのだ。英語ではそのまま“Guitar Cable”なので知識が有った上で使い分けすることをお奨めする。
●梶原順:プロフィール
1961年8月25日生まれ。'81年、プロとしてのキャリアをスタート。山本達彦や角松敏生などのライヴをサポートする傍ら、本田雅人(sax)、石川雅春(ds)らとWITNESSを結成、アルバムもリリース。'90年には渡辺貞夫のグループに参加、さらにスタジオ・セッションも活発化させる。一方で、J&B、JとB、Bluer、SOURCEといったバンド活動も行い、それぞれ作品をリリース。2007年には満を持してソロ・アルバムに着手。
・梶原順 Officialサイト:https://www.junkajiwara.com/
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