「ギタリスト梶原順がギター・ケーブルを徹底チェック!!①」に続き、ケーブルのチェックだ。
ギタリストやベーシストで意外と意識が行ってないのがケーブル。
このケーブル、高価なものを使うとものすごく音が変わる。せっかく良い楽器、エフェクターを使っていてもケーブルが悪いと全体がそのレベルに落ちてしまうのだ。
リットーミュージック刊『ギタリストとベーシストのためのシールド・ケーブル・パーフェクト・ガイド』があるほど。
ロックからジャズ/フュージョンまで熟すトップ・プロギタリスト梶原順がチェックするのは、Providenceの代表的な6種のケーブル。
Providenceは実は業界一のギター/ベースケーブルに力を注いでいるメーカーだ。Providence製ケーブルを使うプロ・アーティストは多い。
それでは、後半の3種類を紹介しよう。
・B202 model “Bottomfreq'er”
・E205 model “'59ers”
・H207 model “Heartbreaker”
■全体解説
■B202 model “Bottomfreq'er”
「シールドを替えるだけでここまで変わる、というのが一番実感できました」
■E205 model “'59ers”
「僕も使っている大好きなシールド。フレーズがどんどん湧き出してくる」
■H207 model “Heartbreaker”
「楽器やエフェクターの特性をそのまま生かしたい人には合っている」
⏩デジマートマガジン:https://www.digimart.net/magazine/article/2015012901303.html
<ワンポイント・レクチャー>
ステージやレコーディングで使用するケーブルはPA用の3P(3芯XLRケーブル)等たくさん存在する。それを区別しやすいように日本では“シールド”という言い方が流行りに成っている。
本来は電気特性でプラス、マイナス、シールド(アース)が存在するのだ。
ギターケーブルはマイナスとシールド(網目状に巻いた細い導線)合わさった2pプラグなのだ。英語ではそのまま“Guitar Cable”なので知識が合った上で使い分けすることをお奨めする。
<梶原 順>
さて、今回6種類のケーブルチェックを行った「梶原順」を紹介しよう。
1961年8月25日生まれ。'81年、プロとしてのキャリアをスタート。山本達彦や角松敏生などのライヴをサポートする傍ら、本田雅人(sax)、石川雅春(ds)らとWITNESSを結成、アルバムもリリース。'90年には渡辺貞夫のグループに参加、さらにスタジオ・セッションも活発化させる。一方で、J&B、JとB、Bluer、SOURCEといったバンド活動も行い、それぞれ作品をリリース。2007年には満を持してソロ・アルバムに着手。