日本のほとんどの主要アーティストのレコーディングに関わったとも言われた故・松原正樹。'70年代後半~'80年代、彼がレコーディングに参加した楽曲たちは常にベストテン番組を賑わせていた。
そんな松原サウンドの中心にあるPEC-2を本人自ら紹介した貴重な動画。
松原正樹「もともとプロビデンス製品は音が良くて、ノイズが少ない。必要なものがちゃんとあって、それ以外の要らないものがない。だから、すごく使いやすいんです。」
「普通こういうプログラミング・システムって、ストアひとつするにも結構難しい設定が必要なんですよ。PEC-2はモードを選び、好きなエフェクターを選んだら、ストアを押すだけ。誰でも直感的に扱えるし、極端な話、マニュアルも要らないくらい。」
――松原さんのPEC-2の使い方について教えてください。
松原正樹「僕はコンパクト・エフェクター類のコントロール、それからアンプのチャンネルの切り替え、そしてMIDIでラック式マルチのコントロールまですべてをPEC-2で行なっています。実際に使ってみると、このスイッチの間隔がちょうどいいんですよ。踏み間違いがない。それと、とにかく頑丈なのがいいです。長年使っていますが、修理に出したことがないですからね。」
――これからPEC-2を使ってみたいという人にメッセージをお願いします。
松原正樹「ノイズを少なくしたい…などの相談を受けることが多いんですけど、そういう人のシステムを見るとものすごい数のエフェクターを直列で使っていたりします。それではせっかくのギターやアンプ、エフェクターの良さが活かしきれません。ギタリストにはプログラミングが苦手という人もいますが、PEC-2は本当に簡単です!触ってみれば、それがよくわかると思いますよ。」quoted from デジマートマガジン
・Providence公式サイト:http://www.providence.jp/
・Facebook Page(Providence JPN):https://www.facebook.com/ProvidenceJPN/
プロの現場で愛用者が絶えないPEC-2。人気の秘密は、スイッチャーに必要な機能はすべて網羅しながら極めて扱いやすいという点にある。そして、ハードな現場が続くツアーなどでも安心して使える高い耐久性。足下のエフェクターはもちろん、アンプのチャンネル切り替えや、MIDIによるラック式マルチ・エフェクトなどサウンド・システムすべてをコントロールできてしまう。
Providenceのロングセラー・モデルPEC-2は、プログラマブル・スイッチャーの基本形にして完成形と言える。
●松原正樹:プロフィール
1954年、福井県生まれ。中学校に入学するとブラスバンド部でサックスを希望したがトロンボーンを担当。中学2年でギターを始め、翌年にはダンスホールなどで演奏活動を開始した。高校に進学するとバンド活動にのめり込み、卒業後はネム音楽院(現・ヤマハ音楽院)に入学。半年後には米軍キャンプなどでの仕事を経て、ハイ・ファイ・セットのバック・バンドや上田正樹のPush & Pullで活動。レコード会社から声が掛かるようになり、松任谷由実「恋人がサンタクロース」、松山千春「長い夜」、松田聖子「Rock'n Rouge」、キャンディーズ「微笑がえし」…など数多くのレコーディングに参加することになった。'78年、初のソロ・アルバム『流宇夢サンド』を発表。翌'79年には、今剛、林立夫、斉藤ノブらと<PARACHUTE>を結成した。2014年の再結成ツアーを収録した映像作品『PARACHUTE 35th Anniversary LIVE ~栄養有ツアー2014』を2015年4月にリリース。惜しくも、2016年2月8日、61歳で逝去。
■関連記事
K-A-Zの重低音ギターを支えるProvidence“PEC-2”
日本の音楽は松原正樹ギター・サウンド中心と云っても過言ではない
小林信一 × Providenceシステム・チューナー
松原秀樹、バイタライザーをあえて劣悪な状況でチェック!
今剛 meets “Vitalizer G”搭載シグネチャー・ギター
ギタリスト梶原順がギター・ケーブルを徹底チェック!!①
ギタリスト梶原順がギター・ケーブルを徹底チェック!!②