地球自体の生態系が奪い合い、ゲット、所有なのだ。
領土の奪い合い、現代でも経済の奪い合い。人間に限らず、動物も弱肉強食で食料の奪い合い。
音楽は与えるもの。芸術は上から降りてくる。生演奏や記録で人々に与える。波動が伝わる。癒される、悲しみも和らぐ、元気も出る。音楽でエネルギーを与えているのだ。
しかしコンサートチケットやCD購入など経済活動になっている。が、“音楽そのもの”にはお金を払ってないのです。
例えば、ドームコンサート。
スタートして演奏が1分でも2時間でもコストは変わらない。流通や仕込み全ての経費を一人に割振した金額です。つまり、音楽自体はお金と関係ない。
CDにしても、スタジオ代・ミュージシャン演奏費・編集費・著作権・流通費のコストを換算したもの。音楽そのものの中身の値段は無い。(絵画等はそのものに価格が付く)
音楽そのものに価値は付いてない=無価値=無限大の価値。
奪い合いの地球において、音楽は究極の価値として、聞く人に与えるものなのだ。
☆
ちなみに音楽と他の芸術の違いも記しておこう。
絵画をはじめとする描きものは2次元に表現される。映画もカメラに納め3次元を記録したものだが画面やスクリーンで2次元表現の芸術。3次元芸術は彫刻とか建築物。ただ、3次元(この人間世界)には匂いや空気感などまだ表現できてないのだ。
音楽は、高次元そのものが音=周波数(波)としてダイレクトに受信する。心に響く。必ず時間を使う。一瞬一瞬を全員が共有するのだ。形は無い。無価値だ。
形も色も匂いも無い無形の音楽だけど、ものの30秒で共感・感動できる。
最も素晴らしい芸術なのである。
by KURA