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オフコース:私の人生を変えたスーパー・グループ⑥ 最終章

4人でのオフコース始動は驚きの連続だった

5人での活動を休止した1982年から翌1983年の12月まで、メンバーは各々、他アーティストのプロデュース業務などを精力的に続けていた。'83年8月に鈴木は正式にオフコースを脱退し、その数日前に1st.ソロ・シングル「愛をよろしく ⁄ ラララ~愛の世界~」とアルバム『Sincerely』を同時発表している。11月には5人のオフコースとしての最後のアルバム『YES-YES-YES』を発表。そして、12月8日、突如4人での活動を再開する。それが、渋谷エッグマンで行われたジョン・レノン追悼コンサートでのステージだった。
翌年1984年4月21日、ついに4人での最初のシングル「君が、嘘を、ついた」を発売。6月21日、4人のオフコースとして初めてのアルバム『The Best Year of My Life』をリリース。いままでのイメージを払拭するかのように、さまざまなテレビ出演を果たす。なかでも当時の大人気番組<オレたちひょうきん族>への出演にはとにかく驚かされた。
4人のオフコースは映像を駆使したプロモーションに軸を置いていく。’80年代半ばより<MTV>が本格スタート、ビデオクリップといわれるプロモーション・ビデオが全盛の時代となる。その流れをフォローするかのように、オフコースもシングル曲のビデオクリップ制作に力をいれてきた。


オフコース『YES-YES-YES』


オフコース『The Best Year of My Life』

世界を目指した4人のオフコース

1985年、全曲英訳で構成されたアルバム『Back Streets of Tokyo』(同年8月に発売)を想定したアメリカでのレコーディングを開始。その後、4人での初のライヴ・ツアー<OFF COURSE CONCERT '85 “The Best Year of My Life”>がスタート、本格的なライヴ活動も再開した。7月には世界的なチャリティ・ムーブメントの集大成ともいうべきワールド・ミュージック・イベント<LIVE AID>が開催され、オフコースは日本人アーティストの4組の中の1アーティストとして、楽曲「ENDLESS NIGHTS」をフジテレビのスタジオから世界に向けてパフォーマンスを行った。(ちなみに他の日本人アーティストはLOUDNESS、矢沢永吉、佐野元春だった)
その後、世界に向けたアーティスト活動を成功させたかったオフコースだが、残念ながらアメリカでのレーベル契約に至ることはできなかった。小田はその時の心境をライヴ・ツアーでのMCで、果たせなかった世界進出について語っている。
「僕たちは前々から、ずっとアメリカン・マーケットでレコードを出してみたいと言ってきまして、長いこと内緒でやってきたのですけれど、今回ある程度自分たちとして納得できるレコードができました」「ところが、英語を話す人々というのは、僕たちの音楽をなかなか認めてくれなくて、まだ契約が成立していないんです。僕たちとしては、むこうで契約がとれて発売になってから日本でも、と考えていたのですが、せっかく作ったんだし、みんなにもぜひ聴いてもらいたいと思いまして、急遽英語ヴァージョンのアルバムを8月1日に出すことになりました」「これからもこのチャレンジは続けて行きたいと思ってます」https://ja.wikipedia.org/wiki/Back_Streets_of_Tokyo 参照


オフコース『Back Streets of Tokyo』

そして、それぞれの道へ

1986年からは各メンバーのソロ活動を活発化させ、ソロ・シングルやアルバムをリリース、翌1987年3月にアルバム『as close as possible』を発表。ライヴ・ツアーやプロデュース・ワーク、ソロ活動を織り交ぜながらの2年間を経て、1988年6月、オフコースとして最後のオリジナル・アルバム『STILL A LONG WAY TO GO』を発売。そして、1989年2月26日、ラスト・ライヴ<The Night with Us>を東京ドームで開催し、オフコースの歴史の幕は閉じることになった。


オフコース『Still a long way to go』

日本のミュージック・グループの中でも、これほど長く、多様に変化しながら日本のPOPミュージック・シーンのトップに君臨し、日本中を巻き込んだアーティスト・グループはオフコース以外に考えられないと言い切れる。それくらいスリリングでエキサイティングなグループだった。いまでもライヴやメディア出演など精力的に活動を続けている小田さん、YASSさん、清水さん、ジローさん、松尾さんに心からのリスペクトを、私が生きている限り、送り続けていきたい。

オフコースはこれからも、永遠に、私たちの記憶の中で輝きを放ち続けていく。(終)

by SUMMY(スミィ)

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