平成の後期から、大きなコンサートやテレビではモニタースピーカー無しでスッキリ。
その代わりイヤーモニターに取って代わりつつあります。
イヤモニはメリットが大きい。
1)モニター音が良く聴こえる。空気を通らず直接耳なのでクリアかつ良いバランスで聴こえる。
2)演奏が安定的になる。テンポとかが一定。
3)全てコンピュータ制御されるので、照明や映像もズレずにシンクロできる。
欠点は、
1)耳・人体の安全性(これは長期10年後くらいにならないと分からない)
2)空気を通らないので、ステージ上の臨場感が無い。
3)長所でもあるのだが、テンポがキメられるので盛り上がって走ったりできない。
あと、演奏者の裏テクニックとしては、クリックに慣れてないとテンポが合わせにくい。
クリック音(メトロノーム)を聴いてから演奏すると0.1秒ほど遅くなるのでグルーヴに影響する。
そこで、プロが繰り返した結論は「クリック音もサウンドの中に入れる」
クリックをひとつの楽器としてとらえ、アンサンブルが完成するように演奏する。
そうすると聴いたあと遅れる人がいなくなって音楽が成立する訳です。